ファステップス<2338.T>が大幅反落している。10日の取引終了後に発表した第1四半期(3~5月)連結決算が、売上高1億8100万円(前年同期比54.9%減)、営業損益8300万円の赤字(前年同期2500万円の赤字)、最終損益8000万円の赤字(同1300万円の赤字)となり、営業赤字幅が拡大したことが嫌気されている。

 システムソリューション事業で、既存顧客からの受託開発に関する注文数が減少したことなどで売上高が減少。これに加えて、フィンテック事業で香港における仮想通貨取引所のシステム構築費用を研究開発費として費用処理したことで、販管費が膨らんだ。

 なお、19年2月期通期業績予想は、売上高14億6000万円(前期比2.4倍)、営業利益2億9000万円(前期1億8700万円の赤字)、最終利益2億2000万円(同5億1800万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。


出所:minkabuPRESS