米金融大手ゴールドマン・サックスは6日、暗号資産のトレーディング事業に参入したことを明らかにしました。ビットコイン価格に連動するデリバティブ(金融派生商品)の売買を仲介します。

現在、暗号通貨の需要が機関投資家の間で高まっており、米大手金融機関の暗号資産ビジネスへの参入が相次いでいます。

今回のニュースは、ゴールドマン・サックス社のラジェッシュ・ベンカタラマニ氏が社内向けメモで、仮想通貨トレーディングチームの設置を明らかにしました。世界の通貨や新興国資産の売買を仲介する部署内に設置されることを発表しています。

シカゴ・マーカンタイル取引所に上場するビットコイン先物のほか、「ノン・デリバラブル・フォワード」と呼ばれるデリバティブ取引を提供します。一方、ビットコイン現物の売買仲介は行いません。

ロイター通信によると、同社は2018年に暗号資産のトレーディングチームを設置しましたが、一旦サービスを打ち切っていました。顧客であるヘッジファンドや富裕層の間で運用ニーズが高まり、再開を決めたとしています。

米金融機関は暗号資産関連サービスへの関心を強めています。米シティグループは英紙フィナンシャル・タイムズの取材に対し、暗号資産のトレーディングやカストディー(管理・保管)業務への参入を検討していると明かしました。

米金融大手バンク・オブ・ニューヨーク・メロンはカストディー業務の立ち上げを公表しました。

記事ソース:日経新聞

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