Polkadotエコシステムであり、Substrateをベースとしてパブリックチェーンを開発するPlasm NetworkががAstar Networkにリブランドしました。

https://twitter.com/AstarNetwork/status/1409827705240133634

 

Astar Networkは、Ethereum Virtual MachineとWebAssemblyの両方に対応したPolkadotネイティブなマルチチェーンのdAppハブを目指します。Polkadot Parachainに新しいブランド名で参加をし、Polkadot Parachainオークションで落札した後にネットワークを展開予定となっています。

今回のリブランドについては、近日中にフォーラムに投稿して、質問に対応する予定としています。

Astar Networkは、Ethereum Virtual Machine、WebAssembly、Layer2ソリューションをサポートするためのPolkadot上のマルチチェーンdAppsハブです。Astarは、Polkadot上のスマートコントラクトのエコシステムとなるために必要な機能をすべて備えているように設計されています。

その中でも、彼らが特に重要だと認識している機能は、「X-VM(Cross Virtual Machine)」と「dApp Staking」です。

X-VM(Cross Virtual Machine)

スマートコントラクトの未来はWebAssemblyだと考えていますが、現在はEthereum Virtual Machineが重要となっています。

既存の多くのプロジェクトはSolidityを使ってスマートコントラクトを開発していますが、Polkadotのエコシステムでは、Polkadotがデザイン的にWebAssemblyをサポートしているため、多くの新しいプロジェクトがink!を使用しています。

このような状況では、Ethereum Virtual MachineとWebAssemblyの両方をサポートするプラットフォームがますます重要になっています。

Astar Networkでは両方の仮想マシンをサポートするだけでなく、それらをインタラクティブにします。Ethereum Virtual Machine上のSolidityスマートコントラクトは、WebAssembly上のink!スマートコントラクトをシームレスに呼び出すことができ、将来的にはその逆も可能になります。

dApp Staking

DApp Stakingは、Polkadotのエコシステムの中でAstar Networkだけがサポートしている最も重要な機能です。

Polkadot上に構築しようとしているDAppsにとって、大きな差別化要因になるります。

Astar Networkのすべてのスマートコントラクト開発者は、報酬として当社のネイティブトークンを受け取ることができます。

日本から世界を狙うAstar Network

Astar Networkの名前の由来は、Mediumの中では「A」と「Star」を組み合わせた造語かつ、ラテン語で星を表す「Astra(アストラ)」をもじっているとしています。

Astarには北極星のように道しるべとなり輝くという意味合いが込められており、Polkadotエコシステムや日本のブロックチェーンエコシステムにおいて、誰もやったことがないことをやり、自分たちが道を切り開いていく。そして、切り開いた道を次に挑戦する起業家が通れるようにする。ということを真剣にやっていくようです。

現在、Astar Networkの姉妹チェーンであるShiden NetworkがKusama NetworkのCrowdloan / Parachain Auctionに参加しています。

現在、第3回のオークションがスタートしており、Shiden Networkは他のプロジェクトを大きく差し置いて10万枚のKSMをロックして、3回目のオークションに入札しています。

Shiden NetworkがParachainのスロットを獲得することで、Astar Networkの期待値も高まることから、非常に期待が高まっています。

日本国内から世界に挑戦するAstar Networkの今後の動きに非常に注目していきたいところです。

過去にCRYPTO TIMESでは、Astar Network/Shiden NetworkのAMAを実施しているので詳しい内容はこちらの記事を確認ください。

『Plasm・Shiden Network』の概要や特徴、AMAの内容をQ&A形式で解説!

また、Polkadotのクラウドローンやパラチェーンオークションのレポートを配信していますので、ぜひこちらも合わせてご覧ください。

The post 国内発のパブリックブロックチェーンPlasm NetworkがAstar Networkにリブランディング appeared first on CRYPTO TIMES