今年11月公開予定のスリラー映画「Lockdown」に関連した「限定h-NFT(ハイブリットNFT)」と「NFTチケット」が販売されることが分かりました。

映画制作会社のPhoenix Waters ProductionsとAMMGlobalは、専門会社のMarvion Mediaと提携し、今年10月に5つの限定h-NFT(ハイブリットNFT)を公開します。また、香港および英国でのプレミア上映に参加する権利が付いているNFTチケットも合わせて一般公開されます。

今回のNFTの発売について、Marvionの暫定CEOであるJulian So氏は、

“「本作は、アジア初のNFT長編映画であることに加え、世界初のハイブリッドNFT(h-NFT)となります。NFTはここ数ヶ月、デジタルアートの分野で爆発的な成長を遂げています。今回のコラボレーションにより、私たちのh-NFTが映画体験の一部としていかに楽しめるかを示すことができます(一部抜粋) – 引用元:PR Newswire」”

とコメントを残しています。

『Lockdown』は、テクノロジーへの依存度の高まりや、テクノロジーの革新的な利用方法などがテーマとなっており、「オーディションに参加した主人公が、出題される一連のテストに合格できなければ周囲の人間が死んでいく」というストーリーのスリラー映画です。

キャストには、全世界大ヒット海外ドラマ「ウォーキング・デッド」でヒルトップのリーダー「グレゴリー」を演じた、ザンダーバークレー氏等を迎えています。

 

h-NFT(ハイブリットNFT)

映画公開の1ヶ月前の10月に販売が発表されたh-NFT(ハイブリットNFT)は、知的財産の所有権とライセンスの具体的な法的条件などが含まれているNFTで、

  • ライセンスの購入のためのSPA(売買契約)
  • 知的財産の所有権の証明
  • ライセンスの関連部分をh-NFT保有者へ譲渡するための譲渡証書
  • 説明文に書かれた所有権のタイトル(ライセンス権)
  • アセットの内容に応じた画像/動画/音楽ファイル

などの項目が販売されるh-NFTに付随します。

h-NFTの発売に関する最新情報は、www.Marvion.Media かMarvionのTelegramコミュニティにてアナウンスされる模様です。

広がる「NFT × 映画」

「NFT × 映画」の試みは今回の『Lockdown』が初めてではありません。

今年初めには、短編ドキュメンタリー『Claude Lanzmann: Spectres of the Shoah』が、アカデミー賞ノミネート作品として初めてNFTを公開しました。

また、今年7月には『羊たちの沈黙』で有名なアンソニー・ホプキンスの次回作のSFスリラー『Zero Contact』が、ブロックチェーンを活用した映画配信プラットフォーム「Vuele」を通じてNFTとしてリリースすると発表済みです。

『Zero Contact』のNFTには、価格帯に応じてさまざまなデジタル特典がパッケージされるとしています。

このように、著名人が制作・出演している複数の映画でNFTが取り入れられている事例から、今後も「NFT × 映画」に関する事例が増えていくことが推察できます。

記事ソース:decryptPR Newswire

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