海外メディアプラットフォームDigiconomistがマージ実施後のイーサリアムのエネルギー消費量が大幅に減少し、電力量が0.01TWh(テラ・ワット・アワー)になったとする分析データを公開しました。これは英海外領土ジブラルタルと同等量に匹敵します。

9月15日に行われたイーサリアム最大のアップグレード「マージ」では、合意形成のシステムがPoWからPoSへ移行。マージ実施後、77.77 TWh/年あった電力量は急降下し、数日で-99%となる0.01TWhになりました。

直近1ヶ月のイーサリアムエネルギー消費量 | 画像引用元:https://digiconomist.net/ethereum-energy-consumption

二酸化炭素排出量に関しては0.01 Mt-C(メガトン炭素換算量)/年となり、これは人口約5万人のデンマーク自治領フェロー諸島と同等の排出量となります。

フェロー諸島の首都トルシャヴン

単一のイーサリアム上でのトランザクションでは、電気量0.03kWh、二酸化炭素排出量は0.02 kg-Cとなっており、左記の二酸化炭素排出量は、3時間のYoutube動画の視聴と同等レベルとなります。

Wanxiang Blockchain Labが開催した第8回 Blockchain Global Summitで、Wanxiang Blockchain会長兼ゼネラル マネージャーXiao Feng 氏は、

“「9月15日、イーサリアムのコンセンサスメカニズムがPoWからPoSに変換され、これはブロックチェーン業界にとっても重要な瞬間です。ブロックチェーンフェーズの商用アプリケーションが始まろうとしていることを意味します。(一部要約)- 引用元:wxblockchain.com」”

とコメント。

今後、イーサリアムでThe Merge(マージ)に続くアップデートとして、ロールアップ向けのスケーラビリティ向上を目指した一連の改善提案「The Surge」が行われていく予定です。

記事ソース:digiconomistwxblockchain

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