Ethereum創設者のヴィタリック・ブテリン氏が、DogeやZcashなど、今後スケーリングを望むブロックチェーンはPoSに移行する必要があると述べたことがわかりました。

ブロックチェーン分析会社Messari主催のカンファレンス「Mainnet」に登場したブテリン氏は「プルーフ・オブ・ステークが成熟するにつれて、時間の経過とともに正当性がますます高まると予想している」と発言。

同イベントににはZcash開発会社CEOのZooko Wilcox-O’Hearn氏も登壇し、EthereumのPoSへの移行の計画を知った当初「エキサイティングなことだが、決して上手くいかないだろう」とPoSへの移行に対して否定的な立場であったことを明らかにしました。同氏はその後、イーサリアムが問題なく機能していることから自身が誤っていたとし、考えを改めたとしています。

今月15日に実施された、Ethereum最大のアップグレード「マージ」では、コンセンサスの仕組みが以前のPoWからPoSへと移行しました。

海外メディアプラットフォームDigiconomistは、EthereumがPoSへ移行したことによりエネルgー消費量が大幅に減少し、電力量も99%削減されたことを示すデータを公開しています。

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現段階では、PoS式のEthereumでは大きな問題も起きておらず、今後Ethereumを成功モデルとして新たな施策を各ブロックチェーンが行うかどうか、動向に注目が集まります。

Ethereumは、The Surgeと呼ばれるアップグレードを今後計画しており、ロールアップ向けのスケーラビリティ向上を目指すとしています。

記事ソース:Decrypt

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