分散型取引所Uniswap(ユニスワップ)の1ヶ月間におけるNFTトレードボリュームが346万ドル(約4.5億円)、トランザクション数が6,031となりました。

Uniswapのデータグラフ | 画像引用元:Dune

データ分析サイトDune Analyticsによると、昨年11月末から12月末までのUniswapのNFT取引ボリュームは、35,000ドル/日~ 261,755ドル/日を推移しています。

昨年6月、Uniswapを手掛けるUniswap Labsは、NFTアグリゲーターGenieを買収し、同プラットフォームの機能を自社プラットフォームに導入することを明かしました。

そこから約半年後、Uniswap LabsはNFTマーケットプレイスのOpenSea、X2Y2、Sudoswap、LooksRare等に対応したNFTアグリゲーター機能をローンチ。これによりユーザーは通常の通貨のスワップに加えて、NFTの売買が可能となりました。

昨年8月、Uniswap NFTプロダクト責任者のScott氏は「Uniswapは全てのNFTの流動性におけるインターフェースになる」とし、複数のNFTレンディングプロトコルとの協議を行なっていると発言。その翌月には、Uniswapのトレーダーが分散型取引所の利点を維持しながら、成行注文/指値注文など中央集権型取引所同様の利便性確保を目指すプロジェクト「Uniswap Diamond」にUniswap財団が162万ドルの助成金付与を発表しています。

大手NFTマーケットプレイスOpenSeaの昨年12月1日付の取引ボリューム/月が2.8億ドル(約370億円)となるなど、現在NFT市場は全盛期と比較してやや下火となっています。

OpenSeaの取引ボリューム/月 | 画像引用元:Dune

上記の状況の中、Uniswapで最近導入されたERC20とNFTのスワッピングを単一のルーターに統合する仕様に関して、セキュリティ企業Dedaubが資金流出の可能性があると報告するなど新たな問題も浮上しています。(現在はUniswapチームによって対処済)

FTXの経営破綻などにより中央集権型取引所への懸念が高まるなか、最大手の分散型取引所であるUniswapの今後の動向に注目が集まります。

記事ソース:Dune、Twitter

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