分散型ソーシャルネットワークを構築するFarcasterのiOS用アプリケーションがApp Storeで公開されました。


Farcasterのアプリケーションを開発しているのは、ロサンゼルスを拠点とするMerkle Manufactoryという企業です。

同社は2022年7月に、Andreessen Horowitz(a16z)が主導するラウンドで3,000万ドルの資金調達を行い、注目を集めました。

このラウンドにはCoinbase Ventures1confirmationMulticoin Capitalといった他の著名な投資家も参加しています。


FarcasterのアプリケーションはTwitterに近いUIですが、Web3ネイティブの分散型モデルを採用していることが特徴です。

今回公開されたのは、2022年から実施されていたTestFlightベータ版に続くもので、iOS用のバージョン1.0として以下の機能を備えています。

– Farcasterアカウントおよび公開プロフィールの作成

– 公開メッセージの投稿と返信

– 他のユーザーの検索と、公開プロフィールの閲覧


Web2における従来のSNSは、ユーザーの情報やコンテンツを運営主体が管理する「中央集権的」なモデルが一般的でした。

一方Web3では、ユーザーがアプリケーション間で自分のソーシャルアイデンティティを移動することができ、開発者はネットワーク上で新しい機能を備えたアプリケーションを構築する自由を持ちます。

最近ではFarcasterの他にも、Lens ProtocolCyberConnectといったさまざまなWeb3ソーシャルプロトコルが登場しており、分散型モデルを採用するソーシャルネットワークへの期待が高まっています。

記事ソース:Dan Romero (Founder of Farcaster)

執筆:Taka

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