分散型ストレージプロジェクト「ファイルコイン(Filecoin)」を支援するファイルコイン財団が2022年の年次報告書を公開しました。

レポートによると、世界の総ストレージ容量の1%にあたる19 *EibをFilecoinが占めており、これは12,000年分のビデオ通話を保存できる規模感であるとしています。

Messariが先日公開したレポートによると、2022年Q3には211 PiBのデータがFilecoinのネットワークに保存されており、2021年同時期と比較して82%の増加。約4000のストレージプロバイダーがFilecoinネットワークにデータ容量を提供しており、ファイルコインは2021年Q4以降も成長を続けています。

Eib/Pibとは?
ストレージを示す際に用いられる単位。一般に馴染みのあるTB(テラバイト)の2段階上の単位であるEB(エクサバイト)と10数%の差異がある。Pib(ペビバイト)はEibの1つ下の単位。

Filecoin財団の活動としては、昨年2022年にDev Grantsプログラムを通じて150件以上の助成金を承認。エコシステム発展に向け様々な取り組みを実施しています。

2023年春には、Filecoinの仮想マシンFVMが更新され、開発者はFilecoinブロックチェーンとネットワークにスマートコントラクトをデプロイできるようになるとしています。

DIDやブロックチェーンゲームなど注目される分野の1つであるストレージ領域を手掛けるファイルコインの今後の動向に注目が集まります。

記事ソース:資料

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