米大手仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)とステーブルコインを手掛けるPaxos社が破綻したシグネチャー銀行で数億ドルを保有していたことを発表しました。

コインベースは同行に対し3月10日(現地時間)時点で現金2億4千万ドル分のエクスポージャーがあることを発表。FDICの発表の通り、全ての資金の回収が行われると予想しているとしました。

さらに、ステーブルコイン$BUSD等を手掛けるPaxosも、同行に対して2億5千万ドルのエクスポージャーがあることを発表。FDICの保険でカバーされる金額以上を補える民間預金保険を保有しているとしました。

米財務省、連邦準備制度理事会(FRB)、連邦預金保険公社(FDIC)は共同声明を発表し、Signature銀行の営業停止を発表しました。同銀行の活動はシステミックリスク(金融システム全体に波及する可能性のあるリスク)をもたらすと判断されたため、預金者の資金は完全に保護されることになります。

先日Signature銀行は、2023年第1四半期中間決算報告書を発表。デジタル資産へのエクスポージャーの減少を目指していたとする同行の暗号資産顧客関連預金は15億1000万ドル減少していました。

コインベースは、同取引所で提供するサービス「Coinbase Prime」において、先日清算が発表されたSilvergate銀行との送金取引を停止し、Signature銀行に切り替えを行うことを発表していました。

記事ソース:Twitter、資料

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