先日、米国証券取引委員会(SEC)から執行措置を取る可能性を示す書簡「Wells Notice」を受け取ったコインベースがカナダへの進出計画に関する発表を行いました。

同社はカナダ首都オタワを拠点とするカナダチームのカントリーディレクターとしてShopifyやカナダ大手金融機関での経験を持っているLucas Matheson氏を採用。

3月24日には未登録の暗号資産取引プラットフォームがカナダ国内での営業に関して、承認申請期間中に遵守を約束する条件等が記載された文書「Pre-Registration Undertaking(PRU)」に署名するなど、同国での営業開始に向けた準備が進められているとしています。

PRUは2022年8月にカナダ証券監督庁(CSA)によって導入され、これまで断片的に利用されており、今年2月に暗号資産取引プラットフォームがレバレッジを提供することを禁止するなどの内容を含んだ新たな投資家保護規定がPRUに組み込まれました。これに関してコインベースはブログの中で「最近PRUで規制の道筋を約束したことで、カナダの暗号業界は協力と成長の態勢を整えた」とコメントしています。

コインベースは先月、L2ブロックチェーン「Base」を公開しました。Baseは公開から1週間で、1.8万人の開発者が5.5万のスマートコントラクトをテストネットにデプロイしたと報告されています。

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暗号資産業界に対して米を中心に規制が強化される中、大手暗号資産取引所としてグローバルな展開を目指すコインベースの今後に注目です。

記事ソース:MondaqBase

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