Circle社が手掛けるステーブルコインUSDCが6月8日(現地時間)にArbitrum上へ展開されることが発表されました。
ArbitrumはEthereumのレイヤー2チェーンで、プロジェクト貢献者に対して多額の$ARBトークンのエアドロップ(配布)を行なったことでも話題となったプロジェクトです。
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Arbitrum上のUSDCの名称はBridged USDC/$USDC.eとなり、同通貨はフルリザーブでネイティブな状態で展開されます。
Circle社によると、今回の取り組みにより同社のパートナーを介した制度的な法定通貨↔️仮想通貨間の交換が可能に。さらに、Arbitrum上でUSDCを生成した後、*CCTP(Cross-Chain Transfer Protocol)の導入により、Ethereum↔️Arbitrum間において数分でUSDCの移動が可能となり、ブリッジ時の出金の遅延が解消されるとしています。
*CCTP(Cross-Chain Transfer Protocol)= 元となるチェーンでUSDCをバーンし、移行先のチェーン上で同量のネイティブUSDCが生成できる機能。従来のロックを用いたチェーン間の通貨の移動よりもより安全な通貨の移動が行えるとされている。
Circle社の準備金は現在、世界最大の資産運用会社であるBlackRock社が管理しており、同社は先月5月には米国債の債務不履行のリスクを回避するために、準備金の管理において米国短期国債を優先していると発表。そんななか同社は先日、USDCの裏付け資産となる準備金から全ての米国債を放棄したことが分かっています。
Circle社の$USDC、Cosmosネイティブで第2四半期に発行を予定
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