中国工業情報化省(MIIT)の関連機関である中国電子標準化協会(CESI)のブロックチェーン研究責任者であるリー・メイ氏は、「年末までにスマート・コントラクト、プライバシー、預金についての3つのブロックチェーン基準を発表する予定だ」とコメントしたことが、海外メディアの報道により明らかとなった。

3つのブロックチェーン基準は、国家基準ではなく協会ベースの基準となるという。中国は、今年上半期にブロックチェーンに関する国家基準を設定するプロジェクトを開始する予定であり、国家基準は早くて来年末までにはリリースされる予定であるとみられている。リー氏は、「これは国家基準ではないが、ブロックチェーン業界の発展を導くための参考基準として役立てることができる」と述べている。

中国では、以前より、中国工業情報化省傘下のシンクタンクである中国情報産業省電子情報産業発展研究院(CCID)がブロックチェーンの格付評価を行うなど、ブロックチェーン技術の推進に注力しており、今後の動向が注目される。


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