仮想通貨市場はボラティリティの高い状態が続いていますが、ベンチャーキャピタル業界では、大統領選挙後には投資が活発化するという見方が出ています。

ベンチャーキャピタル企業Race Capitalの共同創業者であるイーディス・ヤン氏は、最近のインタビューで、仮想通貨市場の現状について語りました。ヤン氏は、市場はボラティリティが高いものの、ビットコインETFやイーサリアムETFの承認、ステーブルコインの普及など、ポジティブな側面も多いと指摘しました。

また、ヤン氏は、投資家の多くが大統領選挙の結果を見極めようとしており、選挙後には投資が活発化する可能性があると述べました。

DeFiのインフラストラクチャに注目

同氏は「DeFiのユースケースをサポートするようなインフラストラクチャ分野への投資に期待している」とコメント。理由について、ステーブルコインの取引量が増加していることを背景にインフラストラクチャレベルのミドルウェアへの需要が高まっているためと説明し、その具体例としてPayFi Networkを手がけるHuma Financeですでにヨーロッパ、中東、香港からフィリピンへの送金が10億ドルを超えた事例を挙げました。

「PaypalやStripeがSolanaに参入しており、決済分野でEthereumのパイを奪っているのではないか」という指摘についてヤン氏は「EthereumとSolanaの関係はAndroidとiOSのような関係である」と述べ、両者が共存していくとの見方を示しました。また、ステーブルコインについては「仮想通貨のユースケースの1つに過ぎない」としながらも、その普及を歓迎する姿勢を示しました。

大統領選挙の結果が仮想通貨市場にどのような影響を与えるのか、注目が集まります。

記事ソース:Bloomberg

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