ドナルド・トランプ前大統領が支援する新たな仮想通貨プロジェクト「World Liberty Financial」の全容が、徐々に明らかになってきました。このプロジェクトは分散型金融(DeFi)プラットフォームとして、借り入れと貸し出しのサービスを提供する予定です。
World Liberty Financialは、既存のDeFiプラットフォーム「Dough Finance」と類似した仕組みを持つと海外メディアCoinDeskは指摘しています。GitHub上の削除済みコードから、World Liberty Financialのコードベースは初期段階ではDough Financeのコードをそのまま流用していたことが確認されたといいます。さらに、Dough Financeの開発に携わっていた4名は、World Liberty Financialのホワイトペーパーにも名を連ねていたと同メディアは報告しています。
プラットフォームは、分散型金融プラットフォームAaveとイーサリアムブロックチェーン上に構築され「クレジットアカウントシステム」を中心とする予定。また、新しい仮想通貨「WLFI」が発行予定で、WLFI保有者は新しいDeFiレンディングマーケットの追加や新しいブロックチェーンの統合を提案・投票することが可能だといいます。
先日、World Liberty FinancialはDeFiプラットフォーム「Dolomite」の共同設立者であるコリー・キャプラン氏をアドバイザーとして迎えました。
キャプラン氏は証拠金取引やレンディング機能などを備えたDeFiプラットフォーム「Dolomite」の立ち上げ経験を持つDeFi分野の専門家です。「Dolomite」は2022年にArbitrum上でローンチ後、Polygon zkEVMやMantleなど複数のブロックチェーンに対応しており、その知見がWorld Liberty Financialの開発に活かされることが期待されます。
トランプ前大統領は、仮想通貨に対して一貫して肯定的な姿勢を示しており、米国を仮想通貨分野のリーダーとして位置付ける計画を近いうちに発表すると自身のSNSで発言しています。World Liberty Financialは、トランプ前大統領のビジョンを実現するプロジェクトとなるのか。今後の動向に注目が集まります。
記事ソース:CoinDesk
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