リップルは、ラテンアメリカ最大の暗号資産取引所メルカド・ビットコインと提携し、ブラジルでの越境決済を向上させるためのブロックチェーン技術を活用した決済ソリューションを導入することを発表しました。
初期段階では、メルカド・ビットコインとポルトガルのカウンターパート間の機関取引に焦点を当て、将来的には法人や個人ユーザー向けにも対応予定としています。
リップルのラテンアメリカ担当マネージングディレクターであるシルビオ・ペガド(Silvio Pegado)氏は、リップルの決済ソリューションが暗号資産ビジネスにおいて業務の改善や流動性の最適化を実現することを強調しました。メルカド・ビットコインの銀行業務責任者、ジョーダン・アブド(Jordan Abud)氏も、この提携が国際送金を簡素化し、サービス拡大に寄与すると述べています。
リップルの決済ソリューションは80以上の決済市場をカバーし、500億ドル以上の処理実績を持ちます。ブラジルは規制に対する前向きな姿勢と地元民による幅広い採用により、暗号資産市場での重要なプレーヤーとなっています。リップルは2019年からブラジルでの活動を開始しており、2022年にはトラベレックス銀行との暗号資産決済ソリューションを立ち上げています。
この拡大の一方で、リップルは米国証券取引委員会(SEC)から訴訟の控訴を受けており、その行方に注目が集まっています。
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