機関投資家向けデジタル資産プラットフォームを提供するSecuritizeは、BlackRockのオンチェーンのトークン化米国債ファンド「BUIDL」への投資をステーブルコインUSDCを通じて行えるようにしたと発表しました。

BlackRockが2024年3月にローンチしたBUIDLは、トークン化された米国債ファンドとして注目を集めています。SecuritizeのCEOであるカルロス・ドミンゴ氏はCNBCのインタビューに応じ、今回の提携の背景と今後の展望について語りました。

BUIDLはこれまでUSDCでの償還はできましたが、USDCでの新規投資は行えませんでした。今回の提携により、機関投資家はUSDCを通じてBUIDLに投資できるようになります。これは、1,700億ドルを超える巨大なステーブルコイン市場を取り込む上で重要な一歩となります。

ドミンゴ氏はステーブルコイン市場は暗号資産市場全体よりも速いペースで成長していると指摘。機関投資家の間でも価格変動リスクの低いステーブルコインへの関心が高まっているといいます。

BUIDLはトークン化された米国債ファンドであり投資家は現在のフェデラル・ファンドレートに基づく利回りを得ることができます。BUIDLの運用資産残高は現在5億5,000万ドルに達するなか、ドミンゴ氏はトークン化された米国債市場はステーブルコイン市場よりもさらに大きな成長の可能性を秘めていると予測しています。

同氏は米国議会が6月にトークン化に関する公聴会を開催したことを挙げ、規制当局の関心の高まりを指摘。Securitizeは証券規制に準拠した形でBUIDLを提供しており、規制は事業の妨げにはならないと強調しました。

記事ソース:PR NewswireCNBC

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