Googleは最新の量子コンピュータチップ「Willow」を発表し、量子コンピューティング分野における大きな前進を遂げました。
量子コンピュータの計算単位で「o」と「1」を重ね合わせた情報を扱える量子ビットにおいて、通常、使用する量子ビット数が増えれば増えるほどエラーが発生するとされるなか、Willowでは105個の量子ビットを搭載。さらに、従来のスーパーコンピュータで1025年かかる計算を5分未満で完了するという驚異的な計算速度がWillowで実現されているといいます。
Willowの登場は医療、AI、エネルギーといった様々な分野に革新をもたらす可能性を秘めているとし、現在大きな注目を集めています。
量子コンピュータの話題が上がると必ずと言っていいほど湧き上がるトピックが「仮想通貨の暗号化技術の突破」に対する懸念です。
ビットコインの関連サービスを手掛けるAztecoの共同創業者でGoogleの元プロダクトマネージャーPaul Ferguson氏は「ビットコインのセキュリティモデルを脅かすものではない」と述べています。
Ferguson氏はWillowについて「量子エラーの訂正とスケーリングに焦点を当てたものであり量子計算の将来に大きな可能性を示している」と評価する一方、SHA-256(ブロックチェーンの暗号技術を支えるハッシュ関数)の突破やパブリックアドレスからの秘密鍵のリバースエンジニアリングを実現するようなものではないと説明。
また、量子コンピューターが現在の暗号技術を解読するほど進歩した場合、リスクにさらされるのはビットコインだけでなくHTTPSやあらゆる金融ネットワーク、政府のデータベースでも同様であるとし、量子コンピューターの話題はビットコインにのみ焦点が当てられる話ではないと述べました。
現在、ビットコインは数年前の「新しいお金」といった文脈からゴールドや不動産に並ぶ「資産」へと移行しつつあります。今年1月に米国で承認された現物型ビットコインETFへの資金流入は継続しており、先週には史上2番目の規模となる資金が流入しています。
また、昨今「AIエージェント」と呼ばれる新たな仮想通貨/ブロックチェーンカテゴリも注目を集めつつあるなか、引き続き各分野の動向に注目が集まります。
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記事ソース:Google
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