Eliza LabsのShaw Walters氏がCNBCの番組に登場し、昨今のAIと仮想通貨領域の関わり合いについて語りました。

Eliza Labsは、AIエージェントを活用した投資DAOプロジェクト「ai16z」やAIエージェントのフレームワーク「ElizaOS」を提供するチームです。ai16zの関連仮想通貨$AI16Zは現在時価総額1.4億ドルを記録し、仮想通貨市場で第150位に位置しています。

Walters氏は、AIと仮想通貨の関係はかつてそれほど密接ではなかったものの、最近になり両領域が結びつく兆しが見えてきたと説明。特にAIモデルの訓練方法やデータの共有方法に関して、企業ではなく人々が共同で訓練できる仕組み作りに注目が集まっているといいます。

また、Walters氏はAIと仮想通貨が交わる注目の投資対象分野として、以下の3つの領域を挙げました。

  1. 仮想通貨を使ってAIモデルを実行するためのインフラストラクチャー領域
  2. 実際にAIモデルを実行し、生成し、応答を得る消費者向けのAIプロダクトやフレームワーク
  3. AIをトレーニングするためのインフラストラクチャー領域

これまでAIの研究者たちと仮想通貨のコミュニティの間に断絶があったとWalters氏は述べています。しかし、現在では研究資金の調達に仮想通貨が有効であることが認識されていると指摘。また、現状ではOpenAIやAnthropic（Claude開発企業）に直接投資できないことを背景に、AI関連で有望なプロジェクトを見つけようとしている投資家心理についても言及しました。

同氏はこれらを背景に、AIと仮想通貨をかけ合わせた新たな資金調達モデルが今年さらなる成長を見せると予想しています。

記事ソース：CNBC

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