ポイント
- 7万ドルに跳ね返され、今朝方10.1万ドルに失速
- トランプ政策受けウォールストリートが参入準備とCNBC報じる
- マイクロストラテジー株、転換社債の株式償還、含み益課税の可能性報道で下落
- コロンビアへの25％関税もありCME先物オープン後に急落
週末のBTC市場
週末のBTC相場は高値圏でのもみ合い。金曜日早朝、10.7万ドル（約1705万円）台から10.2万ドル（約1625万円）台に失速、土曜日早朝に10.7万ドル台に値を戻し、週末は10.5万ドル（約1675万円を挟んでのもみ合い推移を続けてが、今朝方10.1万ドル（約1610万円）台に値を落としている。
BTCはトランプ政権誕生への期待感から就任式直前に史上最高値10.9万ドルを付けるも初日の指名受諾演説でも大統領令でも暗号資産への言及が無かったことから10万ドル近辺に失速。
政権発足2日目、3日目も仮想通貨（暗号資産）に関する政策は明らかにされず、期待感と失望感が交錯、10.7万ドル台に上昇、10.1万ドルに急落するなど乱高下を続けた。
4日目となる木曜日から金曜日にかけて大統領令が署名され、デジタル資産市場に関する大統領作業部会の発足、規制の明確化などが記されたが、肝心の戦略備蓄創設に関しては評価し基準を提案するに止まったこともあり、10.7万ドル手前で跳ね返されるとSell the Fact気味に10.2万ドルに値を下げた。
しかし金曜日の朝方にSECがSAB121を撤廃したこともあり切り返すと、金曜日のETFフローが5億ドルに回復。CNBCがウォールストリートの金融機関が参入を準備中と報じる中、10.7万ドル台に値を伸ばした。
その後、転換社債の株式での償還を発表、WSJが含み益課税の可能性を報じたマイクロストラテジー株の失速もあり、10.5万ドル近辺に値を落とすと、週末は同水準でのもみ合い推移を続けた。
今朝方、トランプ政権が移民送還に協力しなかったことを理由にコロンビアへ25％の関税を課すと発表、CME先物がオープンするとリスクオフ気味にBTCは10.1万ドル台に失速した。
