ポイント
- 10.7万ドル台まで下落、調整色濃厚に
- ダブルトップのネックラインで跳ね返された格好、倍返しは10万ドル
- 本日はレイバーデイの米市場休日で買い手不在か
- 本日のメタプラネット株主総会出席のためエリック・トランプ氏来日
週末のBTC市場
週末のBTC市場は下落。木曜日から金曜日未明にかけて11万3000ドル(約1,660万円)台で上値を押さえられると、土曜日には10万7000ドル(約1,575万円)台まで値を下げ、その後も安値圏でのもみ合い推移が続いている。
BTCは12万4000ドル台で「一文新値」を付ける形でピークアウトすると11万2000ドル近辺をネックラインとするダブルトップが完成。クック理事の解任騒動で一時10万8000ドルを付けるも利下げ再開期待もありS&P500が史上最高値を更新する中、木曜日には11万3000ドル台まで値を戻した
このままダブルトップを否定するかとも思われたが、ジャクソンホール直後の戻り高値11万8000ドルとの半値戻しに上値を押さえられると、金曜日のデリビットのオプションカットに向けて11万ドルに吸い寄せられた。
11万ドル割れから切り返し、PCEコアデフレーターが予想通りの無難な水準となると、11万1000ドル台に値を戻した。しかし不冴えなハイテク企業決算を受け、連日史上最高値を更新していたS&P500が反落して始まると、BTCはCME先物8月限最終取引時間に向け10.8万ドル台に失速。土曜日の早朝にトランプ関税の控訴審で一審に続き相互関税が違法とされたことでBTCはリスクオフ気味に10万7000ドル台に直近安値を更新した。
その後、若干値を戻し、週末は10万9000ドル近辺でのもみ合い推移を続けたが、CME先物が小窓を明けてオープンすると、10万7000ドル台に失速、窓埋めを完了している。
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