仮想通貨資産運用会社CoinSharesが発表した最新のレポートによると、先週の仮想通貨ETP(上場投資商品)には合計で5.27億ドルの資金が流入しました。ビットコイン (BTC) のETPには4.86億ドルが流入し、市場の関心が依然として高いことが示されています。

また、リップル (XRP) のETPには1,500万ドルの資金が流入し、これはイーサリアム (ETH) やソラナ (SOL) を上回る水準となっています。XRPのETPは年初来で1.5億ドルの資金が流入しており、継続的な投資家の期待が窺えます。

アセット別の資金フロー|画像引用元:CoinShares

XRPの価格や投資動向には、米証券取引委員会(SEC)との訴訟問題が大きく影響しているとされています。

SECは2020年に「XRPは未登録証券である」としてリップル社を提訴しました。この裁判では、小売投資家向けの販売については証券に該当しないと判断されたものの、機関投資家向けの販売については証券法違反と認定されています。

その後、2023年10月3日にはリップル社とSEC双方が控訴し、SECは地方裁判所の判決を覆すことを目指し、リップルは反訴を行いました。

こうした状況の中、2025年にトランプ政権が誕生し仮想通貨に友好的な姿勢を取るMark Uyeda氏がSECの委員長代理に就任。SECが非詐欺関連の仮想通貨訴訟を停止、または取り下げる可能性も報じられており、4年以上続いたXRPの訴訟問題に進展が見られる可能性が高まっています。

一部ではXRPの現物型ETFの承認や米国の仮想通貨準備金にXRPが含まれる可能性についても指摘されており、市場関係者の関心が高まっています。

記事ソース:CoinShares

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