ドイツのシュトゥットガルト証券取引所(Boerse Stuttgart)のデジタル資産部門は、同国の大手資産運用会社デカバンク(DekaBank)と提携し、機関投資家向けの暗号資産取引サービスを提供すると発表しました。

デカバンクは約4,110億ユーロ(約4,270億ドル)の資産を運用しており、今回の協業によって、同社の顧客は安全かつドイツの規制に準拠した環境で暗号資産市場へアクセスできるようになるとされています。

Boerse Stuttgart GroupのCEOであるマティアス・フォルケル氏は「デカバンクとの提携は、欧州の金融機関に対し安全で完全に規制されたインフラを提供するという当社の取り組みを示すものだ」とコメントしました。デカバンクは独自のシステムを新たに構築せず、Boerse Stuttgart Digitalのカストディ(保管)と取引プラットフォームを活用することで、ドイツの規制基準を満たす形で暗号資産の取引を実現します。

この提携は、シュトゥットガルト証券取引所が機関投資家との連携を拡大し、欧州全体における暗号資産のメインストリーム化を促進する戦略の一環とみられています。同取引所によると、全体収益のうち25%が暗号資産取引によるものであり、従来の金融機関や伝統的投資家からの暗号資産に対する関心が高まっていることを示唆しています。


情報ソース:Cryptorank

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