暗号資産取引所のコインベースが、自社株式をブロックチェーン上でトークン化し、米国内の個人投資家にも提供する構想を検討していることが分かりました。これはコインベースが独自に構築したイーサリアムL2ネットワーク「Base」を活用したものとされ、Base開発責任者であるジェシー・ポラック氏が今年初めにX(旧Twitter)上で示唆したものです。
現在、コインベース株をトークン化した証券トークン自体はスイス拠点のBacked Financeなどを通じ、海外在住者向けには既に提供されています。しかし、米国内では規制の不確実性が高いため、公式には提供されていません。ポラック氏は「具体的な計画はまだなく、模索段階にある」と述べていますが、規制当局の明確なルール作りやオンチェーン活用を認める環境が整った場合には、本格的な計画に発展する可能性があるといわれています。
暗号資産業界では、株式などの伝統的金融資産をトークン化する証券トークン市場が約30兆ドル規模の潜在力を持つと見られており、復活への期待感が高まっています。
The post コインベース、自社株トークン化を検討|米国投資家への提供なるか appeared first on CRYPTO TIMES