暗号資産取引所バイナンスは、GoPlus Security(GPS)のマーケットメイカー(MM)を調査する過程で、同一の業者がMyShell(SHELL)のマーケットメイキングにも関与していることを突き止めました。この業者が取引所のガイドラインに違反する市場操作(異常な注文や価格操作など)を行っていたため、バイナンスはただちに契約を打ち切り、プラットフォームから排除すると発表しました。

バイナンスによると、問題のMMがバイナンス上で得た利益はすべて没収され、GPSおよびSHELLのユーザー補償に充てられる予定だといいます。

バイナンスの発表直後には安心感からか、GPSは約1時間で7.4%、SHELLは同期間で7.1%上昇するなど、短期的に両トークンの価格が急騰する場面も見られました。

バイナンスは今回の措置について、市場の透明性と安定性を損なう行為には厳正に対処するという基本方針を改めて強調しました。今後も同様の違反行為を防止するために、マーケットメイカーの監視とガイドラインの徹底を継続していくとしています。

今回の調査結果を受け、ユーザー保護を目的とした迅速な対応が評価されている一方で、取引所上場トークンの流動性提供者であるマーケットメイカーに対する信頼性が改めて議論を呼んでいます。


情報ソース:バイナンス

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