北朝鮮のハッカー集団「ラザルス(Lazarus Group)」が保有しているビットコイン(BTC)の総量が約13,562 BTCに達し、時価にして約11億4,000万ドル規模となっていることが分かりました。

これは長年にわたるサイバー強盗やハッキングによって蓄積されたもので、特に2025年2月に発生したBybit取引所のハッキング被害から得た盗難資産の一部をBTCに転換して保有量を増やしたとみられています。

北朝鮮政府が保有するBTC規模は、エルサルバドルの約6,117 BTC、ブータンの約10,635 BTCを上回り、国家としてはアメリカ(約198,000 BTC)とイギリス(約61,000 BTC)に次ぐ3番目の大きさとなります。こうした大規模なBTC保有は、国際的な金融制裁を逃れたり、違法なプログラムの資金源として活用される恐れがあるとして、国際安全保障上の懸念を引き起こしている状況です。

また、北朝鮮政府は伝統的な金融規制を回避する手段として、BTCを活用できる可能性があるとされています。国際社会としては、こうした暗号資産取引を取り締まることが困難となるため、新たな対策が求められています。


情報ソース:AInvestPAnews

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