大手ベンチャーキャピタルAndreessen Horowitz(a16z)は、米証券取引委員会(SEC)に対し、登録投資顧問(RIA)によるデジタル資産のカストディに関する規則の抜本的な見直しを求める正式な書簡を提出しました。
a16zは書簡の中で、現在のカストディ規則が、秘密鍵の管理やオンチェーンでの権利行使(ステーキングやガバナンス投票など)といった暗号資産特有の性質を考慮しておらず、時代遅れになっていると指摘。RIAが特定の条件と適切な安全保護措置の下で、顧客の暗号資産を直接カストディすることを許可するようSECに求めました。
また、a16zは17日、これらの考えをまとめた「暗号資産カストディ原則」をブログ記事で公開しました。
a16zは、この提案が現行のカストディ規則の目的(資産の安全性確保、定期的開示、独立検証)を維持しつつ、それをトークンという新しい資産クラスに適合させるためのものであると説明しています。
今後、SECがa16zの提案や業界の声をどのように受け止め、RIAによる暗号資産カストディに関する規則を更新していくのか、その動向が注目されます。
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