ソラナが急速な成長で注目を集める中、DeFiプロトコル開発に携わるRisk LabsのHart Lambur氏は、イーサリアムを含むWeb3エコシステム全体にとっての好機だと分析しています。同氏によれば、ソラナの成功をWeb3全体の持続的な成長につなげる鍵は「クロスチェーン技術」にあります。
Lambur氏は、ソラナが高速・低コストという利点を活かし、特にミームコインブームなどを通じて多くの新規ユーザーをWeb3の世界へと引き入れた「ゲートウェイ」の役割を果たしたと評価します。重要なのは、これが既存のイーサリアムからユーザーを奪うのではなく、Web3市場全体のパイを拡大した点です。
しかし、獲得した新規ユーザーをいかに定着させるか、という課題も存在します。現状では、異なるブロックチェーン間を移動する際には、複雑さやコストといった「摩擦」が生じがちです。この「摩擦」はユーザー体験を損ない、エコシステム全体の探索を妨げる要因となっています。
Lambur氏は、イーサリアムやソラナといった個々のチェーンが競合するのではなく、Web3全体として統一された、直感的でシームレスなユーザー体験を構築することが重要だと主張。インターネットを使う際に基盤技術を意識しないように、Web3においてもユーザーが「チェーン」を意識することなくサービスを利用できる状態が、真の普及には不可欠だと述べています。
情報ソース:CryptoSlate
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