
Galaxy社が5月1日に発表したレポートによると、2025年第1四半期の暗号資産分野におけるベンチャー投資額は49億ドルに達し、業界にとって力強い回復を示しました。
調達された総資本は前期比で40%増加し、案件数は446件で同7%増加しました。これにより、2025年第1四半期は2022年後半以降で最も活発な暗号資産の資金調達期間となりました。
この数字には、MGXによるBinanceへの20億ドルという大規模な投資が大きく貢献しており、調達額全体の40%以上を占めています。この一件を除くと、第1四半期の資金調達額は28億ドルとなり、2024年第4四半期と比較して20%の減少となります。
投資カテゴリー別に見ると、Binanceへの投資の影響で「取引、取引所、レンディング、投資」分野がトップとなり、25億5000万ドル(成長率47.9%)を集めました。もしBinanceへの投資を除外した場合、DeFi分野が7億6300万ドルの資金流入で首位になったと考えられます。
一方で、資金調達は依然として困難な状況にあるとGalaxy社は指摘します。投資家の慎重な姿勢や、2022年から2023年にかけての市場低迷の影響が依然として残っています。加えて、AI分野の台頭により投資家の関心が暗号資産から移っており、暗号資産特化型のベンチャーキャピタルファンドによる資金調達額は、第1四半期に19億ドルに減少しました。
これらの課題があるにも関わらず、Galaxy社は楽観的な見方を維持しており、2025年はすでに前年の資金調達額を上回るペースで進んでいると述べています。
情報ソース:Galaxy
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