リップル社は、これまで四半期ごとに公開してきたXRP市場レポートの発行を停止することを発表しました。これは、同社のCEOであるブラッド・ガーリングハウス氏が明らかにしたものです。

レポートの発行は停止されますが、リップル社が保有する暗号資産XRPの量については、今後も同社の公式ウェブサイト上で公開が継続されます。企業やXRPに関する最新情報は、これまでの単一レポート形式ではなく、今後はソーシャルメディアへの投稿やブログ記事を通じて、随時発信される予定です。この変更により、開示される情報の法的重みが軽減される可能性も指摘されています。

リップル社は、XRP市場の透明性を高める目的で2017年からこの四半期レポートの発行を開始しました。しかし、ガーリングハウスCEOは、このレポートによって提供された透明性が、米国証券取引委員会(SEC)によって「武器として利用された」と述べています。

なお、従来の形式で発行された最後のレポート(2024年第4四半期レポートと推測)によると、リップル社は約458億6000万XRPを保有しています。この数字には、リップル社が直接保有するXRPと、現在エスクロー契約によってロックされているXRPが含まれています。これらのXRPは、現在の市場価格で約990億ドル相当の価値があるとされています。


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