資産運用会社CoinSharesが発表した最新の市場レポートによると、暗号資産関連の投資商品への資金流入が続いており、先週(4月29日~5月3日)1週間で20億ドルの純流入を記録しました。これは3週連続の流入増となり、年初からの累計流入額は56億ドルに達しています。
CoinShares調査責任者ジェームズ・バターフィル氏は、この資金流入の急増は市場参加者の信頼感が回復している明確な兆候だと指摘しています。数ヶ月にわたる資金流出の傾向から一転し、わずか3週間で55億ドルが流入した計算になります。運用資産残高(AUM)も増加し、1560億ドルと、2月中旬以来の高水準となりました。
資金流入を最も牽引したのはビットコインで、先週だけで18億ドルを集めました。機関投資家の関心は依然としてビットコインに集中しており、世界経済の不確実性や法定通貨への懸念から、伝統的資産に対するヘッジ手段として注目されている側面もあるようです。
一方で、ビットコイン価格の下落によって利益を得る「ショートビットコイン」商品にも640万ドルの資金流入があり、これは2024年12月以来の規模となりました。現在の価格上昇に対する逆張りの動きも見られます。
イーサリアムも好調を維持しており、先週は1億4900万ドルの資金流入がありました。過去2週間の合計流入額は3億3600万ドル、年初来では5億5100万ドルを超えています。
その他のアルトコインでは、ソラナに600万ドル、XRPに1050万ドル、テゾスに820万ドルなど、それぞれ小規模ながら資金流入が見られました。また、ブロックチェーン関連企業の株式にも1590万ドルの資金が流入し、関心の広がりを示唆しています。
ビットコイン($BTC)やミームコインを買うなら「Bitget」
仮想通貨取引所Bitget(ビットゲット)では、$BTCや$ETHの現物取引やレバレッジ取引が可能となっています。
情報ソース:CoinShares
The post 暗号資産市場への資金流入が急加速、ビットコインが市場牽引|合計20億ドルの純流入 appeared first on CRYPTO TIMES