リチャード・ブルーメンソール米上院議員(民主党)は16日、トランプ大統領一家が関与する暗号資産関連企業「World Liberty Financial (WLFI)」に対し、上院の調査への対応が「著しく不適切」であると厳しく批判しました。同議員は、WLFIがトランプ氏への不当な利益供与の可能性などに関する基本的な質問への回答を拒否しているとし、深刻な懸念を表明しています。
WLFIは、トランプ氏らが関与するDeFi(分散型金融)プロジェクトで、昨年9月にローンチされました。ブルーメンソール議員は今月初め、同社に対し政府の倫理規定違反などの疑いで調査を開始したと通告していました。調査のきっかけは、WLFIがUAE政府支援の大型取引や、パキスタン政府への暗号資産関連の助言業務契約を発表したことでした。これらが利益相反や国家安全保障上のリスクを生むと議員は指摘しています。
WLFI側は15日、弁護士を通じて調査内容を否定し法令遵守を主張しましたが、トランプ氏の関与度合いや外国政府との取引における利益相反の可能性については具体的な情報提供を避けました。
ブルーメンソール議員は「アメリカ国民のために透明性を要求し続ける」と述べ、真相究明への強い姿勢を示しています。この問題は議会全体に広がりを見せており、下院民主党も財務省に関連情報の開示を求めるなど、トランプ氏の暗号資産関連事業への追及が強まっています。
情報ソース:Decrypto
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