分散型アイデンティティプロトコル「KILT Protocol」が2025年の新たなロードマップを発表しました。この計画ではSporran 2.0、Clans、KILT Pay、DIDsign 2.0といった強力な消費者向けアプリケーションのローンチや新たなエコシステムへの拡大を目指すとしています。

主な新機能・サービスは以下の通りです。

  • Clans:KILT上に構築されたモバイルファーストのプラットフォームでユーザーのXでの活動に報酬を与える「Post-to-Earn」機能などを搭載
  • Sporran 2.0:KILTクレデンシャルの管理、dAppsやWeb2サービスへのシームレスなシングルサインオン、KILT PayやDIDsignといったミニアプリへのアクセスを提供するオールインワンの分散型アイデンティティスーパーアプリ
  • DIDsign 2.0:モバイルおよびウェブでシームレスなWeb3署名を可能にするサービスで、DocuSignやAdobe Signの分散型代替手段として、プライバシーを保護しつつ検証可能なオンチェーン署名を提供
  • KILT Pay:主要なグローバル決済およびKYCプロバイダーと提携し、クレデンシャル検証済みのシームレスなトランザクションを実現
  • EVM SDK:KILTアイデンティティをEthereum互換ネットワーク(Base、Arbitrum、Optimism、Polygonなど)にもたらし、クロスチェーンでのアイデンティティ利用を可能に
  • DID-as-a-Service (DaaS): 開発者がAPIを通じて分散型識別子(DID)や検証可能なクレデンシャルを容易に統合できるようにするサービス

また、エコシステム拡大のためKILTトークンをBase上の新しいコントラクトに移行することもコミュニティによって承認されました。

KILT Protocolはこれらの取り組みを通じて分散型アイデンティティを主流にし、インターネット時代のデジタル信頼を再定義することを目指すとしています。PolkadotもPolkadot2.0が始動するなどエコシステム活性化も期待される中、KILT Protocolの今後の動向に注目が集まります。

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