Sui上の代表的なDEX(分散型取引所)のCetus Protocolは大規模なエクスプロイト(不正流出)被害から復旧作業を終え、2025年6月8日にプラットフォームを全面的に再開したことを発表しました。

同プロトコルは2.23億ドルという巨額の不正流出被害に遭いました。しかし、事件発生から約2週間後、バリデーター(取引検証者)との連携による1.62億ドル相当の資産凍結、700万ドルの自己準備金の投入、そしてSui財団からの3000万ドルのUSDCローンなどを活用し、被害資産の大部分を回収することに成功しました。

この結果、影響を受けた流動性プールは初期価値の85%から99%まで回復したとのことです。

なお、回収できなかった残りの損失分についてはプロトコルの独自トークンであるCETUSを通じて、12ヶ月間にわたり直線的に補償される予定です。Cetus Protocolは今後、新たな包括的セキュリティ監査の実施やリアルタイム監視システムのアップグレード、報奨金プログラムの開始など再発防止策を徹底する計画を明らかにしています。

記事ソース:Medium

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