Sui Network/$SUIの現物型ETFにおける米国上場に向けた審査プロセスが正式に開始しました。この動きはSuiエコシステムへの機関投資家からの関心が着実に高まっていることを示しています。
Nasdaqは資産運用会社21Sharesが提供するSuiの現物ETFを上場するための申請書 (19b-4) を米証券取引委員会 (SEC) に提出しました。これにより、米国初となるSUI現物ETFの承認に向けた公式な審査が始まりました。
21Sharesはすでに欧州のユーロネクスト・パリおよびアムステルダム取引所でSuiのETP(上場投資商品)を上場させており、世界ではすでに3億ドル以上がSui関連の投資商品に流入しています。今回の米国での申請はこの流れをさらに加速させる可能性があります。
現在、Sui上のDeFiに預け入れられた資産総額 (TVL) は全てのブロックチェーンの中で8位にランクインしています。また、エコシステム内のステーブルコインの時価総額は11億ドルを超え、年初から倍以上の増加を記録しています。
最近ではSuiの技術的な優位性をさらに高める動きもありました。新技術「Nautilus」がメインネットで稼働を開始し、価格情報などの外部データを改ざん不可能な形で安全にブロックチェーン上で利用できるようになりました。これにより、より信頼性の高い金融アプリケーションなどの開発が可能になります。
また、エコシステムは困難を乗り越える強さも示しています。Sui上の主要な分散型取引所(DEX)であるCetus Protocolは大規模な不正流出被害を受けましたがSui財団からの支援も受けて復旧しサービスを再開しました。
米国でのETF審査開始という大きな節目を迎えSuiは技術基盤と成長するエコシステムを背景に金融市場での存在感をさらに増していくことが期待されます。
記事ソース:blog.sui.io (1)、(2)、DeFiLlama
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