米国ワイオミング州が主導して開発を進めている米ドル連動型ステーブルコイン「WYST」のメインネットローンチが、2025年8月20日を目標に設定されたことが明らかになりました。これは米国で初となる州公認のステーブルコインの誕生であり、ブロックチェーン分野における同州の先進的な取り組みを象徴する動きです。
この計画は州の「ワイオミング・ステーブル・トークン委員会」の月次会議で示されました。
WYSTは2023年に可決された「ワイオミング・ステーブル・トークン法」に基づいて承認されたプロジェクトです。ワイオミング州はこのステーブルコインの発行を通じて、デジタル金融のハブとしての地位を確立することを目指しています。
また、委員会はWYSTだけにとどまらず、「フロンティア・ステーブル・トークン(FRNT)」や「ワイオミング・エレクトロニック・ステーブル・トークン(WEST)」といった追加のステーブルコインと思われる名称の商標登録も計画しており、今後の展開が注目されます。
この州レベルの動きは連邦政府の動向とも連動する可能性があります。ドナルド・トランプ大統領は全米規模のステーブルコイン規制法案に夏までに署名したいとの意向を示しており、WYSTのローンチは国の新たな規制の枠組みと時期が重なるかもしれません。
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