ブロックチェーンとAI向けの最先端の完全準同型暗号(FHE)ソリューションに特化している仮想通貨プロジェクト「Zama」がブロックチェーン上のプライバシー問題を解決する新たな「Zama Confidential ブロックチェーンプロトコル」を発表しました。

これと同時にPantera CapitalとBlockchangeが主導するシリーズB資金調達ラウンドで5700万ドルを確保し、企業評価額が10億ドルを超えたことも明らかにしています。


この資金調達によりZamaはユニコーン企業の仲間入りを果たし強力な基盤を築いたことになります。

ZamaのCEOであるRand氏は「ブロックチェーンは信頼性の問題を解決するがすべての取引とデータが検証可能であるため、機密性の欠如が世界的な普及の大きな障害となっている」とし、今回の発表がその課題解決に向けた大きな一歩であることを示唆しました。

今回発表されたプロトコルは全く新しいブロックチェーン(L1やL2)として構築されるのではなく、イーサリアムなどの既存のチェーン上で動作する”クロスチェーン機密性レイヤー”として設計されます。

これにより、ユーザーは新たなチェーンに資産を移動させることなく、エンドツーエンドで暗号化された機密保持型のスマートコントラクトを利用できるようになります。この技術の核心にはZamaが数年間にわたり開発してきた完全準同型暗号(FHE)があります。

Zamaの新たなプロトコルの最初のテストネットは7月1日に公開され、数ヶ月以内にイーサリアム上のメインネットのリリースを予定。また、$ZAMAトークンのリリースも計画されている模様です。

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