デザインソフトウェア大手のFigmaが新規株式公開(IPO)の申請書類において、約7000万ドル相当のビットコイン(BTC)を保有していることを明らかにしました。同社はさらに3000万ドルの追加投資も計画しています。
7月1日に提出された目論見書によると、Figmaはビットワイズ社のビットコインETF「BITB」を約6950万ドル保有しています。この投資は2024年3月3日に取締役会が承認した5500万ドルの購入に端を発するものです。取得以降、約27パーセントの評価益を計上した計算になります。このビットコイン保有額は同社の現金、現金同等物、および市場性のある有価証券総額の約4パーセントに相当します。
Figmaは将来の投資に備え3000万ドル分のUSDCを購入することも決定しています。これは後日ビットコインに再投資するための資金とされています。先にドル連動のステーブルコインを確保することで事業用の現金に影響を与えずに適切なタイミングで交換できるほか、短期的な価格変動リスクを抑える狙いがあります。この追加投資計画は、同社がビットコインを短期的な取引対象ではなく、長期的な戦略的準備資産と見なしていることを示唆しています。
今回のIPO申請は2023年にアドビ(Adobe)による200億ドルの買収計画が破綻した後の新たな動きです。Figmaはこの投資により企業資産の一部をビットコインに配分する企業のリストに加わりました。目論見書では、ビットコインはマネーマーケットファンドや米国債などと並ぶ現金管理資産の一つとして位置付けられています。
情報ソース:SEC
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