XRPレジャー上の現実世界資産（RWA）のトークン化が急成長を遂げています。XRPレジャー上のトークン化されたRWAの総価値は過去30日間で34.6%増加し、1億5740万ドルに達しました。この成長率は主要なブロックチェーンの中で2番目に高い数字です。
この成長をさらに加速させる要因として、リップル社とブラジルの大手暗号資産プラットフォーム、メルカド・ビットコイン（Mercado Bitcoin）との新たな提携が注目されています。
7月4日に発表されたこの提携では、XRPレジャーを活用して2億ドル以上の許可制の債券および株式収益商品をトークン化する計画です。この発行が完全に実施されれば、XRPレジャー上の現在のRWA総額は倍以上に増加し市場ランキングを大きく押し上げることになります。
メルカド・ビットコインは、すでにリップル社の決済サービス「Ripple Payments」をブラジルとポルトガル間の国際送金に利用しておりRLUSDステーブルコインも上場させています。今回の提携は両社の関係をさらに深化させるものです。
現在XRPレジャー上でトークン化されている資産の内訳を見ると米国債が約9010万ドルと全体の57%を占めています。次いで、上場株式が5540万ドルとなっておりプロトコル別ではArchaxが全体の55%以上にあたる1億1210万ドルを占めています。
今回の提携は、XRPレジャーが単なる決済手段の提供者から、現実世界資産を扱う包括的な金融インフラへと進化していることを示す重要な動きと言えるでしょう。
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