『The Network State』の著者バラジ・スリニヴァサン氏は「全ての財産は暗号資産になる」と提唱しました。
これは金融資産から不動産、自動車といった物理的資産に至るまで、あらゆる価値あるものが将来的にブロックチェーン技術で保護・管理されるというビジョンです。
同氏は、ビットコイン(BTC)が既に国境を越えた財産台帳として機能している点を指摘。この流れはステーブルコインの法的承認を機に株式や債券といった他の金融資産にも広がるとの見方です。
さらに構想は物理的資産にも及びます。家や自動車の所有権が物理的な鍵からデジタル署名へと移行し、ドローンなどの資本設備もオンチェーンで管理される未来を予測しています。
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この変革を推進する最大の理由はセキュリティです。従来のシステムと異なり大規模なパブリックブロックチェーンはハッキングに対して極めて堅牢であるとスリニヴァサン氏は説明します。そのため、財産の所有権をオンチェーンで管理することがグローバルで信頼性の高い所有権を保証する方法だと結論づけています。
スリニヴァサン氏が最終的に描くのはブロックチェーンが支える新しい経済秩序です。このシステムでは、インターネットに接続する誰もが安全な所有権とプログラム可能な経済活動に参加できるとしています。
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