暗号資産取引所BitMEXの元CEOであるアーサー・ヘイズ氏が、市場の短期的な下落を予測しています。予想を下回る米国の非農業部門雇用者数(NFP)の報告を受け、ビットコイン(BTC)が10万ドルを下回る可能性があると指摘しました。
今回の市場の動揺は予想を大幅に下回った米国の雇用統計がきっかけです。この結果を受け投資家が米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策見通しを再評価する中、リスク資産は急落。株式市場からは1.1兆ドルが失われ、暗号資産市場も連動して下落しました。
ヘイズ氏の分析の核心はマクロ経済における流動性の低下にあります。同氏は市場から流動性が引き揚げられていると指摘し、これが短期的な混乱を招くと見ています。
一方で、ビットコインに批判的なピーター・シフ氏は「このような日は、ビットコインがデジタルゴールドではないことを明らかにする」と述べ、安全資産である金が上昇する中でBTCが下落した点を指摘しました。
ヘイズ氏は現在短期的な警戒感から資産を再配置していますが、暗号資産に対する長期的な強気の見方は変えていません。今回の予測は市場の過熱感に対する一時的な調整と見ており今後の動いに関心が集まります。
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