暗号資産取引所ジェミナイが、ナスダック市場への新規株式公開(IPO)を申請。8月15日に米国証券取引委員会(SEC)へ提出された書類により、2025年上半期の財務状況やリップル社との大規模な信用契約が明らかになりました。

申請書類によると、ジェミナイの2025年上半期の純損失は2億8250万ドルで前年同期の4140万ドルから大幅に拡大。また、同社は7月にリップル・ラボと総額7500万ドルの信用契約を締結したことも開示しています。この契約は特定の指標に基づき最大1億5000万ドルまで増額が可能です。

ジェミナイが上場すればコインベースとブリッシュに次ぎ、米国で3番目に上場する暗号資産取引所となる可能性があります。

ビットワイズの専門家は、2025年が「暗号資産IPOの年」になると予測していました。背景にはトランプ政権下の友好的な政治環境があり、サークルなどの上場成功がこの流れを後押ししています。

ジェミナイは事業運営において、ニューヨーク州の厳格な規制に対応するためフロリダ州の拠点を主要プラットフォームとする二元体制を計画しています。今回のIPOではゴールドマン・サックスなどが主幹事を務めますが、具体的な条件は未公開で今後のSECの審査や市場の状況によって決定されます。


情報ソース:SEC

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