日本の株式会社メタプラネットがビットコインへの投資戦略を持つ一部の市場関係者から新たな投資先として注目されています。

Syz Capital(シズ・キャピタル)のパートナーであるリチャード・バイワース(Richard Byworth)氏は、保有するストラテジー社の株式とビットコイン(BTC)ETFの全てをメタプラネット社の株式に切り替える戦略を明らかにしました。

バイワース氏によるとメタプラネット社の現在の株価は同社が保有するビットコインの価値を基にした純資産価値(mNAV)に対し、ETFと同様の水準で評価されています。しかし、その株価には実質的にビットコインに対するコールオプションの価値が内包されているとの分析が示されました。

同氏はパフォーマンスに関して仮に株価が純資産価値の1.5倍まで回復した場合、ビットコイン本体を50%上回るリターンが期待できると予測しています。さらに市場の好転時には株価が純資産価値の3倍を超える可能性も指摘しました。

バイワース氏はこの投資機会をかつてグレースケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)が50%のディスカウントで取引されていた時期に匹敵する極めて魅力的な状況だと評価しています。

一方で株価が純資産価値を下回るリスクについては経営陣による対策が期待できるとの見方を示しています。特にサイモン・ゲロヴィッチ(Simon Gerovich)CEOの手腕に対する信頼が背景にあり株価が割安になれば1株あたりのビットコイン保有量を増やすような財務戦略が実行される可能性が高いと見ています。

バイワース氏が示した見解はポートフォリオの一部をビットコインに割り当てる戦略を取る投資家にとって、直接的なビットコイン保有やETFとは異なるリターンをもたらす可能性がある選択肢として議論を呼んでいます。


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