ソフトウェア開発やテクノロジー人材育成などを手がけるフランジアは、ブロックチェーンゲーム「Cipher Cascade(サイファー カスケード)」の事前登録を2月5日より開始したと発表した。また、ベータ版のリリースを2月下旬頃に予定しているという。

「サイファー カスケード」は、イーサリアムのブロックチェーン技術を活用して開発されたゲームで、スマートフォン・PCに対応している。プレイヤーは暗号技術が支配する「$in $ekai」という架空都市の住人となり、「サイファー カスケード コイン」と呼ばれる通貨で自由に取引や様々なアクティビティを行うことができる。また、今回の発表では、プレイヤー同士が対戦できるミニゲーム(Arena)を実装しており、このゲームで勝利することで、コインを稼ぐことができるようだ。

通常イーサリアム技術を活用したトランザクショントランザクション処理は、ひとつのブロックを生成するのに十数秒時間がかかってしまうが、同ゲームでは、イーサリアムのメインチェーンと連動するサイドチェーンを構築することでトランザクション、トランザクション処理の高速化を実現している。サイドチェーン上にトークンを扱っており、ゲームプレイやトークンアセット(アイテム等の価値がデジタル化されたもの)購入に必要なネットワーク手数料が発生しない仕様となっている。

ブロックチェーン技術をゲームに活用する際の魅力は、ゲーム上で使用している通貨はブロックチェーン上で管理されているため、ゲームの枠外でも自由に利用できる点にある。

同社は今後、既存の機能に加えて、クランバトルなどのミニゲームを追加していくほか、トークンを活用した広告体験を提供する準備を進めていくとしている。


<HH>