国内FX取扱高でトップシェアのGMOフィナンシャルホールディングス<7177>は2月4日、2018年12月期の決算を発表し、子会社で仮想通貨事業を行うGMOコインの営業利益が7.23億円の黒字であったことを明かした。

同社が5日に公表した説明会資料によれば、仮想通貨事業は2018年通期の営業収益が40.3億円、営業利益が7.23億円となり、昨年通期の決算(営業収益が8.7億円、営業利益が4.8億円)と比較して大幅に増加した。

また、仮想通貨のボラティリティが低調に推移していることを背景に、売買代金は減少傾向で推移したが、積極的なプロモーション活動により口座数が伸長。仮想通貨収益は、2018年1月は仮想通貨市場が急落したことが影響し、営業損失となったが、その後カバーロジックの見直しなどの施策を実施したことで、同年2月以降は安定的に推移しているもようだ。

同社は今後の展望として、2021年12月期の営業利益目標を200億円とした。仮想通貨事業では、国内シェアの更なる拡大を目指すほか、海外展開も検討しており、同社の動向が注目される。


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