18日の仮想通貨相場はイーサリアム(ETH)が引っ張る形で全面高の様相を呈している。イーサリアムにポジティブな材料が相次いだ他、著名仮想通貨アナリストが「今後2、3週間」は強気と発言したことなどが背景にあるとみられる。

イーサリアムは執筆までの過去24時間で9%以上の上昇。ビットコイン(BTC)とリップル(XRP)はわずかな上昇に止まっている。

「2、3週間は強気」
著名な仮想通貨アナリストのDonAlt氏は18日、今後2、3週間はイーサリアムに強気だとツイートした。

「(イーサリアム共同創業者の)ヴィタリックの切り絵を手に入れて、24時間/7日間そばに置いて起きたいくらいだ。BTCの動きに関わらず、イーサリアムは市場全体のパフォーマンスを超えるだろう。下落は巨大な買いの好機と捉えるだろう」

好材料
一方、FXcoinの松田康生氏は、JPモルガンの独自コインJPMコインがイーサリアムベースと伝わったことやイーサリアム先物についてCFTC(米商品先物取引委員会)にポジティブな内容の報告書が提出されたことなど、好材料がイーサリアム価格を動かしていると分析した。

JPMコインは、イーサリアムネットワークのプライベート版であるQuorum上に構築されると発表されている。

また、ウォール街の金融大手フィデリティや日本のマネックスグループが出資するErisX(エリスX)がイーサリアム先物についてCFTCにコメントを提出。「規制されたイーサリアムの先物取引を導入することは、市場の成長と成熟化に対してポジティブな影響を与えるだろう」と述べた。

エリスXには、先月、イーサリアム共同創設者のルービン氏が取締役として参画したことが報じられている。

(記事提供:コインテレグラフ日本版)
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