米格付け会社のWeiss Rating(ウェイス・レーティング)は26、2019年の仮想通貨相場の展望についてリポートを発表し、仮想通貨XRP(リップル)をビットコインより高くランク付けした。
「輝かしい未来に暗い影」と題されたリポートは、120種の仮想通貨を分析。普及率や技術の観点からそれぞれのグレードを付与した。
トップは、時価総額では第3位の仮想通貨XRPで、ランクA。クロスボーダー(国をまたいだ)送金市場でSWIFTと競争する上で「最も良い位置にいる」と述べた。2位はEOSで、イーサリアムに挑戦する有望な仮想通貨で、「新しいインターネットの中心」になろうとしていると評した。
3位はビットコイン。同じくAランクで、取引速度アップや手数料削減を目指すライトニングネットワークのアップグレードに加えて、預金者や投資家にとって人気ある価値保存手段になれると述べた。
続いて、イーサリアム(A-)、カルダノ(B+)と続く。
一方、ウェイス・レーティングがリスクと報酬という観点から評価したところ、A判定を受けた仮想通貨はゼロ。EOS、XRP、ビットコイン、バイナンスコイン(BNB)に付与されたB-が最高だった。
ウェイス・レーティングの創業者であるマーティン・D・ウェイス氏は、弱気相場にも関わらず、仮想通貨に投資する最高の機会があると述べた。
「2018年初頭から続く価格低迷にも関わらず、我々のモデルは仮想通貨業界の重要な階層で取引高の増加、ネットワークの拡大、セキュリティーの充実があったことを示す強固な証拠を提示した(中略)リスクを取ろうとするものにとっては、投資をするベストなタイミングがかなり近いだろう」
(記事提供:コインテレグラフ日本版)
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