テックビューロはICO総合プラットフォーム『COMSA(コムサ)』を構成するソフトウェア開発事業であるCOMSA HUBのベータ版(テストネット)を公開した。今回のテストネットはmijinプライベートブロックチェーンの利用者に限定して提供される。

VR内通貨などに利用可能

COMSA HUBは「パブリックブロックチェーン上の企業のマスターアカウントと内部のプライベート勘定との間で、トークンの残高をコントロールするソフトウェア」となっており、具体的には下記のように説明されている。

パブリックブロックチェーン上の企業のアカウントに送付されてくる入金を常時監視し、その残高をロックすると同時に、企業のmijinプライベートブロックチェーン上で同等のトークンを発行、該当する内部アカウントに送金します。
一方、出金を検知した場合は、そのトークンをmijinのプライベートブロックチェーン上でBurn*し、該当するパブリックブロックチェーン上の仮想通貨もしくはトークンのロックを解除し、該当するパブリックブロックチェーン上のアドレスに対して送金します。

プレスリリースより引用

要するに、パブリックブロックチェーンで発行されたトークンをmijinのプライベートブロックチェーンで流通させることができるようになる。

例えば、VRの世界に流通する通貨をCOMSA HUBのmijinプライベートブロックチェーンで管理することで、トークンの高速処理が可能になる。また、改ざんが不可能なためセキュリティ面でも高いパフォーマンスが期待できる。

テストネットはmijinのライセンスホルダーが利用可能なため、限定的に提供することでフィードバックを得たい狙いがある。

COMSAプラットフォームの現状

ICO総合プラットフォームとして、COMSAは『COMSA HUB』に先立って『COMSA CORE』のテストネットを2018年12月に公開している。

COMSA COREはEthereumブロックチェーンとNEMブロックチェーンでトークンに変換し総量がコントロールできるソフトウェアだ。

ICOによるトークンセールを実施する際に、EtherreumベースでもNEMベースでもトークンを受け付けることができるメリットがある。

COMSAはHUBとCOREの二軸でソフトウェア事業を展開している。

開発はロードマップ通りに進行しており、HUBとCORE共に年内に正式版がリリースされる予定だ。

COMSAの関連記事

消失分の返還は?mijinは?COMSAは?テックビューロ解散の情報まとめ

仮想通貨取引所『Zaif』を運営するテックビューロはZaifの運営をフィスコ仮想通貨取引所(FCCE)に事業譲渡し、譲渡の手続きが完了したのちに仮想通貨交換業の登録を廃止した上で解散することを10日、 … 続きを読む 消失分の返還は?mijinは?COMSAは?テックビューロ解散の情報まとめ

プレミアムウォーターがCOMSAプラットフォームでのICO検討中止へ

プレミアムウォーターホールディングスはテックビューロの提供するICOソリューション『COMSA』を利用したトークン発行の検討を中止することをCOMSAホームページとプレミアムウォーターのニュースリリー … 続きを読む プレミアムウォーターがCOMSAプラットフォームでのICO検討中止へ

IPアドレスの収益化事業のIP GOLDがCOMSAプラットフォームを利用しICO実施

IPアドレスの収益化事業を運営するIP GOLDは4月27日、COMSAグローバルSaaSプラットフォームを利用したトークンセールを行うことを公式ブログで発表した。トークンセールのページはすでに公開さ … 続きを読む IPアドレスの収益化事業のIP GOLDがCOMSAプラットフォームを利用しICO実施

The post テックビューロ、COMSA HUBのテストネットを公開 VR内通貨などに利用可能 appeared first on Coin7 仮想通貨ニュースメディア.