米ドル連動型ステーブルコイン・USDTの準備金を不正運用した疑いでニューヨーク司法局(NYAG)との裁判の最中にあるTether (Bitfinex)が、準備金をビットコインや「他のアセット」に投資していたと認めたことがわかりました。

Bitfinexは顧客・自社資産を分けずに管理していたことや、非正規ペイメントプロバイダ「クリプトキャピタル」から差し押さえられた資産の補塡に際しTetherから資金を借りた疑いなどで今年4月にNYAGから裁判所命令を受けました。

以降この裁判からは、「米ドルと1:1で担保」と謳われていたUSDTが実は75%ほどしか米ドルで担保されていないなどといったTetherのずさんな資金管理体制が暴かれることとなりました。

そして今月16日の審問では、Tetherの代理人は同社が「(USDTの準備金を)ビットコインなど現金同等物以外のものにも投資していた」ことを明かしました。

裁判官は当審問の後、Bitfinexとの資金のやりとりを制限する約束のもと、TetherにUSDTの準備金を事業運営の一環として投資することを許可しています。

記事ソース: The Block

 

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