ブロックチェーンのオンライン学習サービス「EnterChain」を運営するdigglueは28日、日本マイクロソフトとブロックチェーンの教育コンテンツ開発などにおいて連携を開始すると発表した。

同社は、将来、ブロックチェーンの与える社会への潜在的なインパクトは、国内外で67兆円(経済産業省より)に上ると算出されていることを挙げ、今後ブロックチェーン技術者ニーズや開発ニーズが増えてくると予想されると述べている。
Blockchain as a Service(BaaS)の活用によってブロックチェーンプロジェクトに必要な機能を簡易かつ迅速に立ち上げることが容易になってきたが、それらの技術を学習できる環境は少ないと指摘する。

そのような背景のなか、両社は業務提携により、Microsoft Azure が提供する「Ethereum Proof-of-Authority on Azure」などの BaaSをベースに、ブロックチェーンの技術や必要な機能を学べる環境を共同開発するとしている。

今後は、ブロックチェーンの基本的な仕組みの解説から、Azureの導入方法など、Azureを活用してブロックチェーンプロジェクトを立ち上げるために必要なコンテンツを集約したページを立ち上げる予定だという。その後、Azureを使った導入支援サービスや資格認定など、導入を加速するためのサービスを共同で開発していくとの意向を示している。

発表に際し、日本マイクロソフトの業務執行役員 クラウド&エンタープライズビジネス本部 本部長の浅野智氏は、「digglueとの連携が、ブロックチェーンエンジニアの普及に寄与できること、そしてその結果としてブロックチェーン技術の更なる普及・発展に繋がることを期待している」とコメントを寄せている。


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